【andymori】クラブナイト
もうメロディも歌詞もどうでも良いから一緒に音楽に酔おう、という曲。すごくストレートで解釈の余地もほとんどないですが、ライブで歌ってる姿がすごく良いので今更ながらただただリンクを貼りたい。という記事です。
冷蔵庫の前で なんだかつまらなくなって
散歩してみたけど それでもやっぱり沈んでしまう日は
日常を想起させる「冷蔵庫」。冷たい部屋を出てみても、気持ちは晴れない。
クラブナイトへおいでよ ジントニックで踊ろうよ
下心でもいいよ 君の好きなレコードをかけるよ
君の好きなレコード、でいいと。自分の言葉である必要はない。
レコードをかけた途端、ラララ~。ミスチルのエソラで言うところの「Oh rock me baby tonight」。自分の言葉じゃなくて、言葉を超えた誰かの音楽に酔っている状態。
クラブナイトへおいでよ
赤いライトに照らされた
大人になって 大人の顔をしている
内面は大人になってないけど、大人のふりをする。赤いライトってまた「夕暮れ」のイメージなのだろうか。
君のありのままの笑顔を見せてよ
それだけでいいよ 今夜はまだ眠れない気分
今だけはそんな仮面を取り去ってしまおうよ。まさにライブだなあ、という歌詞。
何週間も漂って 心は疲れ果てて
でも弱音は吐けない もう少しだけ頑張らなくちゃ
光と闇が君の前に見えたら 光を目指そう
君の好きなレコードをかけるよ
光が差してくるだけじゃなくて、同時に闇をはっきりと捉えているのがandymoriらしい。両方が見えているからこそ、意識的に光を掴もう、そのための君のレコードだ。
ああ 誰もが風に吹かれて旅は続いていく
求めては愛されてふられて 星を見上げる
輝いた時代のアルバムをめくる手を止めて
クラブナイトへおいでよ
君の好きなレコードをかけるよ
気付けば辺りは夜。孤独の中で星を見る。「アルバム」は写真でもあるし、過去の名盤でもある。そこに捕らわれずに、今鳴っている音楽に生きようとする。
君のプレイリストは 僕の心のど真ん中
もうなんでもいいよ 連れて行ってくれよ
音楽に誘われるまま、 心が揺さぶられる方が大事。開き直りに近い。
どこまでも行こう どこまでも行こうよ
ゴキゲンな音楽を聴かせておくれよ
クラブナイトへおいでよ
ジントニックで踊ろうよ
それだけでいいよ
君の好きなレコードをかけるよ
「光」と同じく、無理してる感もちょっとぬぐえないが…。「革命」以降のandymoriの一つの到達点ではあると思います。